子ども達の安全を守るのは
毎日の仕事の積み重ねと
EVOLVE

安全・安心を徹底するため、問題克服のために導入した
モトローラ・ソリューションズのEVOLVE

武藤学園 友愛幼稚園 様

武藤学園、友愛幼稚園は小田原の山々に囲まれ、自然豊かな場所に位置します。「帰りのバスも幼稚園の延長、仲間と成長する場なんですよ」と明るく笑って言うのは、友愛幼稚園の武藤保之園長。「自然がいっぱい!自然がともだち!」友愛幼稚園の子どもたちは、不思議なこと、楽しいこと、大切なことを毎日全身で体験しています。

子ども達がたくさんの楽しい行事を行いながら季節の移り変わりとともに、自然の中で日々楽しくのびのびと過ごしている友愛幼稚園。その通園バスの通信連絡には長年課題がありました。
小田原は山地という地理的な条件があるため、通信が届きにくい場所があるのです。送迎バスが巡回する範囲は園から半径5キロほどなので、平地で遮蔽物がなければ十分に無線が届く範囲ですが、山に遮られると使えません。届かなくなる区域は予めわかっているので、その間の通信はあきらめていました。
しかし、安全・安心を徹底するには、それではいけないという強い思いがありました。その問題克服のために友愛幼稚園が導入したのが、モトローラ・ソリューションズのEVOLVEです。

さまざまな情報をリアルタイムで共有出来る EVOLVE

武藤保之 様 友愛幼稚園 園長

Mutou

バスがどこを走っているか保護者の方がリアルタイムで確認できるため、間に合わずにバスが通過してしまったけど、次のタイミングで乗れるか?など、状況に応じてやりとりできるのは、とても便利です。

また、急な道路工事や事故でバスの運行ルートを変更しなければならない時など、すぐに情報を共有できるのはありがたいです。
先日も豪雨で道路のアスファルトが持ち上がってしまったことがありました。山周りの道へ迂回するため15分遅れるといった連絡も簡単にできるため、とても重宝しています。


安全対策を徹底するために利用

2022年3月より4台のEVOLVEを導入して、3台の送迎バスに添乗している職員が1台ずつ携帯しています。園児の欠席連絡や、バスを使わずに登園する、乗車場所を変更したい、といった保護者からの依頼など、園に電話で寄せられるさまざまな情報をリアルタイムで共有しています。
送迎以外では、園外保育で園児を外に連れ出すときに、職員のコミュニケーションを確保して安全対策を徹底するために利用しています。

EVOLVEの音質はとても良いです。アナログ無線に比べると非常にクリアで聞き取りやすく満足しています。ただ、導入した最初の時点では、音が小さくて聞き取りにくいことがありました。
1台の送迎バスには30~40人の園児が乗っています。バスの中でも園児は元気で大人しくしていません。幼稚園では、常に静かな環境で通信できるわけではありません。音量の問題はオプションのスピーカーマイクを使うことで解決しました。

アプリを使った情報共有

EVOLVEにはアプリを搭載できます。友愛幼稚園では、ナビッピドットコムのDP2という位置情報共有アプリを使って、幼稚園と通園バスと保護者の方々を繋いでいます。広いエリアで、保護者の方々は運航ルートに沿って子ども達をお見送り、お迎えします。

ナビッピドットコムのDP2は、位置情報を共有することによって、保護者の方のバスの待ち時間を減らすために導入されることが多いアプリです。一方で、友愛幼稚園では、遅刻もかなりの割合で減少したといいます。

「それまで10人いた遅刻される方が、6人減って4人になったくらいの実感があります。多くの方は家を出るタイミングが正確にわかるようになって、遅刻が格段に減りました。以前はバスが渋滞で遅れるなどしたら、保護者と園児は10分以上も外で待つのが当たり前でした。雨が降ったり、風が吹いたりする日には、家の中でバスの位置を確認して、オンタイムで乗れるため、すごく便利になったと思います。」

情報を即時にみんなで共有でき、アプリのおかげでスマートフォンで気軽に導入、保護者が個人で見ることができるので、とても使い勝手よく活用されています。

アナログ無線からデジタル無線への移行

アナログ無線からデジタルへの移行期にあたって、デジタル無線機への買い替えの必要に迫られた時に、新たな通信手段を求めて相談したのは、モトローラ・ソリューションズの販売パートナーの株式会社サンテレコムジャパンでした。担当の山崎裕一氏は当時を振り返ります。

「アナログ無線が廃止になるので、デジタルのデモ機を試していただいたことが何度かありました。ただ、幼稚園の裏が小高い山になっていまして、それを挟むとデジタル無線でも十分にカバーできないという問題がありました。さらに、園長先生からは位置情報を活用したいという強いご要望をいただいていました。バスの運行ルート全域を漏れなくカバーできて、位置情報に対応した機種という条件からすると、EVOLVEがベストだったことから、ご提案させていただきました。」
「今回はナビッピドットコムのDP2というアプリケーションをEVOLVEと合わせてご提案することにより、GPSの位置情報を取得して園と保護者の方々ができるようにしています。また、EVOLVEはとてもタフな設計・構造になっているので、バスの中でもぶつけたり落としたりすることを気にせずに使えるのも大きな利点です。」

幼稚園の運営は時に緊急を要する事態になることもあります。例えば、防災や自然災害時には通信手段は最も重要なもののひとつです。子ども達の安全・安心のための通信について武藤園長はどのように考えているのでしょうか?

「11年前に東日本大震災が起きたのは、ちょうど園児たちが帰る時間帯でした。アナログ無線を駆使して、すぐにみんなの安否を確認できたときの喜びは、今でも忘れられません。さまざまな自然災害から園児を守るという防災上の観点においても、無線通信の重要性と必要性を強く感じました。」
「今回導入したEVOLVEはGPSも備えているので、位置情報を利用したより精度の高いコミュニケーションを実現できます。日常の運用だけでなく、防災時にも対応できる連絡手段として、私たちのような施設ではEVOLVEが一つのスタンダードになっていくと考えています。ここ小田原は地震が多いところでもあるため、自然災害から子どもの安全・安心を守るためにも、いつも確実に繋がるような通信手段は欠かせません。」

EVOLVEでより安心で便利な毎日を

友愛幼稚園では、日々の生活のなかで、発達にあわせた「あそび」「しごと」を選び、一日の生活を自分たちで組み立て、活動に取り組む子ども達の環境を作っています。子ども達に寄り添い、安全・安心を守る先生方の負担は非常に大きいです。
子ども達の安全を守るのは、毎日の仕事の積み重ね。特別なことをするのではなく、普段から緊張感を持って確実に丁寧に子ども達と向き合っていれば悪い方向にはいかないですよ、と武藤園長。EVOLVEは少しでもお仕事の効率化に役立っているのでしょうか?

「無線機によって保育現場の業務が省力化できる、ということは、残念ながらほとんどありません。ただ、園外保育の時にはとても楽ができます。今までは連絡員が同行して園児の動きを細かく報告していましたが、今はEVOLVEを持っていけば付き添いの職員だけで十分です。」

幼稚園の子ども達、先生方、保護者の方々、皆様がより安心で便利な毎日を送っていただくために、EVOLVEを活用していただいています。

DPreport

位置情報をアプリで共有
一斉同報で即時コミュニケーション

携帯電話網を利用した無線通信により、電話で寄せられるさまざまな情報を遠方の職員にもリアルタイムで共有し、園児を外に連れ出すときに職員のコミュニケーションを確保して安全対策を徹底するために活用されたEVOLVE。音声だけではなく、位置情報をアプリによって共有し、より密接な連携が可能となりました。

誰が、どこで、を瞬時に伝えられ、園内と通学バスなど遠く離れた職員とも簡単にコミュニケーションが取れるのは、広域ブロードバンド回線を利用したEVOLVEだからこそできることです。

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